数年前に、理系バカと文系バカ(著者:竹内薫さん)という本を読みました。
その中で、印象的だった、宇宙エレベーターの話です。
皆さんは宇宙に行くとしたら、どのようにして行きますか?
大体の人はロケットに乗って、打ち上げてっていうのを想像しますよね。
ロケットを宇宙まで飛ばそうと思うと、まず地球の引力を振り切る膨大なエネルギーが必要となります。
実際ロケットの重量の9割は燃料だそうで…ほぼ燃料の塊なんですね(本を読んだ当初の情報)
また、その燃料にもロケット自体にも費用がかかり、打ち上げも爆発や墜落の危険性があり…と色々と大変なんです。
そ こ で!!
宇宙エレベーターの出番!
どうやって作るの?と思いますが…
流れとしてはこんな感じです。
1.地球の引力と遠心力が釣り合う箇所に基準となる地点を作る
(その釣り合う箇所は静止軌道と呼ばれ、釣り合ってるが故に力が働かないので動かない浮いている建物を建てることができる。厳密には地表と同じ速度で回ってるので、止まっているように見える)
2.その建物からケーブルを地上に伸ばす
3.片方だけにケーブルを伸ばすと、力のバランスが崩れるため、宇宙側にもケーブルを伸ばす
すると、地上と宇宙を結ぶ一本の長いケーブルができるわけですね。
そのケーブル上に昇降機を設置し、ものや人を運ぶ。というものです。
とてつもなく長いケーブル(何万キロ?)な上、重力と遠心力の負荷も大きいのでそれに耐えうる素材で作ることになりますが…
なんと、その素材ももうあります!
(カーボンナノチューブというらしい)
理論上は宇宙エレベーターを作るにあたって必要な軽さと強度をもっており、現段階では強度強化の研究中だそう。
つまり、宇宙エレベーターは夢物語ではなく将来的に実現可能なものなんです!
死ぬまでに宇宙いける日も近いね!
宇宙への移動は、重力や引力や障害物なんかが地上と違うところに難しさがあると思います。
今流通してるバスとか飛行機とはまた全然違った発想が必要になりそうですね!